思うこと

雪が降って、とても心配になりました。

トコたんが保護されたのは11月の終わり。
朝晩はぐっと冷え込むようになる頃です。
トコたんを協力病院に迎えに行った時、先生からは目があまり見えていない事、もしかしたら耳もきこえないかもと言われました。
我が家に連れ帰って、今まで預かった白内障の高齢犬のどの子よりも見えていない事、人の声も全くきこえない事がわかった時、悲しみというか怒りというか、すごく心が揺れました。

目も見えない、耳もきこえない、3kgにもみたない小型犬を寒空に放り出して、元の飼い主さんはどういうつもりだったのでしょうか。
自分の目の届かない所なら、どうなってもいいと思ったのでしょうか。

トコたんは、見えない目でも、じっと何かを見ようとします。


聞こえない耳をピンとたてて、何かを聞こうとしています。


若く健康な頃の姿と変わってしまっても、生きる事をあきらめたりしません。
持っている力をフル活動して暮らしています。
年をとったからといって、犬を捨てないでください。
静かな眠りの時間をとりあげないでください。


こんな雪の寒い日に、もしかしたら捨てられて震えている子tがいるかもしれない。
迷子になっておうちに帰れずにいる子がいるかもしれない。
そんな子達が、どこか少しでもあたたかい場所をみつけて避難できていますように。