トコたんのアンテナ

トコたんが我が家に来たのは去年の12月1日。
預かりっ子の様子は、実際にあうまでよくわからないという事も多く、協力病院にお迎えに行って先生から言われたのは・・・・・。

「目が見えていないようですね。」

目があまり見えないのは、これまでも高齢シーズーを預かった時にあった事で、アルマで活動をしていると、それほど珍しい事ではありません。

「あと、お耳がきこえてないかもしれません。」

耳が聞こえないのは初めてです。
うーん、目が見えなくて耳も聞こえなかったら、コミュニケーションはうまくとれるのかしら？
トイレトレーニングは？
ちょっと時間がかかるかもなぁ。

「それから、痴呆があるかも。壁に向かってずっと鳴いていました。」

おっ、(@@)
ち・ちほうですか。
それは全く想像がつかないです！
とりあえず、早くおうちに連れて帰って様子をみなければ！！

という感じでトコたんの預かりが始まり、私とオジチャン、それはそれは真剣に観察しました。

最初の頃、トコたんは休むことなくお部屋の中をぐるぐると歩きまわり、狭い所にはまっては鳴き、壁にぶつかっては鳴き。
ああ、確かに壁に向かって鳴いているよね。。。
体を持ち上げて向きを変えてあげると、また歩き始めて何かの障害で進めなくなって鳴く・・・を繰り返し。

これって徘徊？
やっぱり呆けているのかなぁ・・・と思いつつ、歩くのに邪魔になるような障害物を取り除き、できるだけ壁つたいに四角く歩けるようにして、また様子見。

でも、何日かたって気がつきました。
トコたん、バックオーライできるようになっているじゃないですか！
そして、夜はしっかり寝てくれている。（これは初日から）
最初は、疲れる限度がわからなくて、へたって歩けなくなるまで歩き続けていたけど、ちゃんとフカフカ座布団の上で休憩できるようにもなってる。

トコたんは呆けてなんかいないよね！
里親募集開始するぞ！！

と、預かってから3週間程で、トコたんの呆け疑惑はきれいさっぱりはれて、無事に里親募集スタートとなりました(*^_^*)

目が見える子は、第一に視覚に頼ります。
目が衰えてくると聴覚でしょうか。
でも、トコたんはどちらもあまり機能していません。
トコたんのような子は、めまぐるしく変わる環境の中で全身にアンテナをはって、色々な確認をするしかなかったんじゃないかなと思います。
環境を理解し慣れるのにも時間がかかります。

今もトコたんは、お部屋の中をよく歩いています。
若葉ちゃんはどこにいるのかな～
オヤツは出てくるのかな～
チッコしたいようなしたくないような・・・どうしようかな～
なんて感じかな。

もう壁伝いに歩くのではなくて、ダイニングデーブルの足も器用にすりぬけて、キッチンをうろうろしたり、たんぽぽちゃんの近くをさぐったり。
お昼寝もいっぱいして、ご飯の準備では大騒ぎ、私が帰ると尻尾ブンブンで歓迎してくれて、これまでの預かりっ子と全然違いはありません。
・・・ちょっと不思議ちゃんちっくなだけね（＾ｍ＾）

そうそう・・・トコたん、寝ている時は宇宙と交信してますから。
頭のアンテナたってます（＾ｍ＾）

オハ　・・・　ヨウ　・・・


サン　デス


トコタン　オキタデス　ヨ。
コレ　トコタン　ノ　ゼンカイ　オメメ　デス。
ダレデス　チッサイッテ　ワラッタノハ　　U｀皿´U　
 
 
オモシロ可愛いトコたん、絶賛里親募集中ですっ！！